飯島町の家-屋根と外壁工事
どうもこんにちは。堀井工務店の今井です。かなり久しぶりのブログの更新になります・・・。
さて横浜市栄区にて建築工事中の「飯島町の家(設計:BUILTLOGIC)」ですが、一月の上棟から早いものでもう三カ月が経ちました。現場は来月からの内装仕上げ工事に向けて大工さんの工事が終わりに近づいています。今回は外部周りの仕上げ工事までをご紹介します。
まずは屋根工事から。
上棟時にネオマフォーム(100mm)という断熱材の施工までは終わり、その後、屋根材の下に入る上野地を施工。その後、屋根屋さんがまずはルーフィングと呼ばれる防水紙を貼っていきます。「飯島町の家」の向かい側は公園となっていて、近くに自然を感じられる環境です。
その後、唐草と呼ばれる板金部材を取付け、屋根材を施工していきます。「飯島町の家」の屋根材には軽くて耐久性の高いガルバリウム鋼板を採用しています。仕上げ方もいろいろとありますが、屋根の勾配が緩いため、縦ハゼ葺きという仕上げ方になっています。
屋根工事と並行して外壁周りの工事も進んでいきます。構造躯体に耐力面材を貼った後、防水紙やサッシを取り付けていきます。堀井工務店では遮熱効果のある防水紙を標準仕様としています。
防水紙の施工後、通気層を設けるための通気胴縁を施工し、左官で仕上げる外壁面はラス下地板を施工していきます。材料は杉材です。その後は左官屋さんにバトンタッチなります。
「飯島町の家」の外壁は左官とガルバリウム鋼板の組み合わせ。左官屋さんの前に板金屋さんがガルバリウム鋼板の外壁を仕上げていきます。外壁材を貼る前に異なる仕上げ材が取り合う部分に見切り材を付けていきます。
「飯島町の家」のガルバリウム鋼板の外壁の形状は角波。とてもシンプルですっきりとした印象に。
ガルバリウム鋼板の外壁工事が終わったあと、左官屋さんの作業に入ります。まずはラス下地板にモルタルラミテクトという防水紙を貼っていきます。その後、モルタルを塗るためのラス網を取り付けていきます。
ラス網を貼り終わったところで、仕上げ材を塗るためのモルタル下地を作っていきます。左官の職人さんがコテで丁寧にモルタルを塗っていきます。
モルタルが塗り終わると乾燥させるためにしばしの養生期間。乾くと薄いグレーに変化していきます。乾燥後にいよいよ仕上げ材を塗っています。
「飯島町の家」の仕上げ材にはアイカ工業のジョリパットが採用となりました。塗りパターンや色が豊富にありますが、今回はエンシェントブリックと言ったシンプルながらも表情がある塗りパターンになりました。左官工事の完了後、雨樋や外部用の換気フードの取付けに進みます。5月中旬くらいには足場が取れて建物の外観がお披露目となる予定です。
まだまだ工事は続きます。
設計:BUILTLOGIC