八王子の家 – 木製外部建具枠・外壁モルタル
八王子の家、工事が進んでおります。
外壁工事を進めるべく、造作工事は外部枠から。写真の造作材はほんの一部ですが、杉、桧、ヒバ、ブラックチェリー等様々な種類の加工材を使用しております。
頂いている図面を確認、検討しながら、ひとつひとつ丁寧に取り付けていきます。木製外部建具枠は桧と同じく主に外で使用される「ヒバ」材。桧よりも耐久性は良いとされています。桧は木目が美しかったり、木材は一つ一つ特長がありますね。
リビングの天井が軒と連続する意図があり、縁甲板も選びながらの施工。杉源平という、杉の赤身と白身の部分が混ざり合った仕上となっております。「源平」というのは、昔の人が杉の赤身と白身の部分を、赤が平氏、白を源氏に例えたことが由来だそうです。材木屋さんに教えていただきました。
ちなみにガラスは厚みもあるのでかなりの重量で、取付位置も微調整があり、このように大人数でわっせわっせと設置します。
その他の造作の様子です。FIXガラスが納まったり、上げ下げの障子だったりと、濃い内容のものばかりです。建具が取りつくのが楽しみです。
外部ではモルタル塗りが進んでおります。モルタルラミテクトという防水紙の上にラスと呼ばれる金網を貼っていきます。ラスにしっかりと食い込むようこすり付けるように下塗りをしていきます。その名の通り「こすり」と呼ばれる作業です。そのしっかりと壁に塗り込まれた下塗りに対して上塗りがしっかりとくっつくように、くし目をつけています。
くし目にしっかりと食い込ませながら上塗りをしていきます。きれいな下地があってきれいな仕上が出来ます。丁寧に施工していただきました。仕上が楽しみです。
工事はまだまだ続きます。
宇野
設計:横内敏人建築設計事務所
自然素材の家づくり
株式会社 堀井工務店
2019年05月31日 | Posted in ブログ | | No Comments »