鎌倉の家 -いろいろな工事-

鎌倉の家では現在木工事が進行中。

お庭の梅の花が綺麗に咲いています。

明日から4月ですが、この時は2月の中頃です。

腐食や白蟻被害が解体後に様々な箇所で見つかり、構造補強が必要でした。

白蟻被害が端から端まで進んでいた尺梁の入れ替え。

施工性を配慮し、5寸の梁2本で梁せいを確保し、2つの梁を構造用合板にN釘を打ち込み緊結しています。

間仕切りの位置を尺五寸移動するため新設梁補強。

端部は羽子板、または同等の10kN以上のL金物で補強します。

 

土台の入れ替え。

腐食している部分をカット、土台が下がらないよう鋼製束で支えています。

お風呂廻りなど、土台の入れ替えや新設は多かったです・・

基礎補強、新設基礎もかなりの範囲となりました。

その他各所で埋木、根継、金物補強。

2Fを先行してセルロースファイバーの施工。

大工さんによる段取りから。

壁にスリット状に開口し、既存の断熱材を取り出します。

開口後上下に下地を入れ、シートをエアタッカーで留めれるようにします。

このスリットからホースを突っ込み、吹き込んでいきます。

2Fは天井断熱。屋根裏から断熱材を積もらせています。

電気屋さんによる配線の引き換えや、設備屋さんによる配管工事。

こんな色々な配線を整理するのは私なら目が回ります・・

給水管は建物内部は全て既存は撤去し、新設しました。

大々的に解体が必要な工事で配管の年数が経っている場合は引き換えを強く・・おすすめします。

 

工事はまだまだ続きます。

 

宇野

古市久美子建築設計事務所

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2021年03月31日 | Posted in ブログ | | No Comments » 

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