西つつじヶ丘の家-外部工事完了まで
どうもおはようございます。堀井工務店の今井です。
7月26日に上棟を迎えた「西つつじヶ丘の家」、外部工事完了までをご紹介します。設計は「米村和夫建築アトリエ」さんになります。
上棟後、翌日からは屋根廻りの工事を中心に進めて行きます。まずは垂木を架けていきます。
「西つつじヶ丘の家」の屋根掛けは片流れ。軒先は垂木現し、軒裏も杉板現しの木の雰囲気がふんだんに表れています。
屋根野地を貼り終えたところで板金工事に進んでいきます。まずは屋根材を葺く前に防水紙を貼っていきます。
「西つつじヶ丘の家」の屋根材には軽くて丈夫なガルバリウム鋼板が用いられています。平葺き(横葺き)と呼ばれる葺き方で仕上げています。
板金工事と並行して大工工事は外壁の耐力面材、筋交いなどの耐力壁工事を進めて行きます。耐力面材には色々と種類がありますが、「西つつじヶ丘の家」ではダイライトと言った防火性能が高い面材を用いています。
面材を貼り終えると、今度は防水紙(透湿防止シート)を貼り、外壁の通気層となる通気胴縁を施工していきます。
通気胴縁まで終えたところで今度は下屋根を作っていきます。下屋根の軒裏の仕上げも無垢の杉板仕上げ。
「西つつじヶ丘の家」の外壁仕上げには三種類の材料で仕上げます。まずは無垢杉板の横貼り仕上げ。こちらも杉材。
こちらは仕上げではありませんが、外壁モルタルの下地となるラス板と呼ばれる下地の杉板。この杉板に防水紙、ラス網を貼り、モルタルを塗り上げて、その上にソフトリシンを吹付けていきます。
そして焼杉の縦貼りで仕上げていきます。こちらも杉材。「西つつじヶ丘の家」の外壁周りはほとんどが杉材です。
横貼りで貼った杉板は最後に黒く塗装をしていきます。「西つつじヶ丘の家」の塗装にはリボス社の自然塗料を用いています。外壁周りの大工工事がやっと終わり、いよいよ内部の工事に進みます。
まだまだ工事は続きます。
設計:米村和夫建築アトリエ