戸手本町の家-上棟
どうもおはようございます。堀井工務店の今井です。先月は二週にわたり上棟がありました。「荏田北の家」に続き上棟を迎えたのは川崎市幸区の「戸手本町の家」。こちらも8月から進めが9月28日に無事に上棟を迎えました。まずは基礎工事の続きから。
基礎のコンクリートの打設から養生期間を設けて型枠を全て撤去し、基礎工事がやっと完了。基礎完成後、高さなどのチェックを終えて、いよいよ上棟を迎えるための準備、土台敷きに移ります。
土台を全て据え付け終わった後、上棟に向けた材料が搬入されてきます。普段は二階部分の床下地の合板まで搬入しているのですが、材料が多く積み切れなかったため、上棟当日に届くことになりました。「戸手本町の家」は3階建て住宅になるため、使う材料の量が結構あります。
そして、いよいよ上棟当日。当初の予定では24日に予定をしていたのですが、台風の影響もあり、日程を再調整しての上棟です。この日は朝から気持ちよく晴れて何より。朝から大工さんたちが集まり、手際よく柱や梁を組み上げていきます。「戸手本町の家」の柱には無垢の国産杉材、横架材には強度のある米松材や集成材を用いています。杉材も独特の芳香が漂う気持ちがいい木材です。
まずは一階部分の柱、桁を組み上げて、二階部分の床組みを造っていきます。
1階の柱に横架材を架け終わったあと、降り下げという道具を使って建物の垂直を図っていきます。垂直を確認後、仮筋交いにて固定します。
2階部分の作業に入っていきます。まずは横架材をボルトで固定後。
床下地になる構造用合板を設置して、建物をしっかり固めていきます。
2階と同じように柱・横架材を架けていき、今度は3階部分の床合板を施工していきます。
そしてやっと小屋組みを組み上げていきます。作業時できる時間も残り僅かの為、社長も一緒に手伝い始めました・・・。
屋根組みの登り梁や棟木・母屋を掛けたところで今日の作業は終了です。
だいぶ家らしい雰囲気になりました。大工さんの皆さん、お疲れさまでした。
いよいよ大工工事が始まりました。まだまだ工事は続きます。
設計:村田淳建築研究室