戸手本町の家-木工事

どうもおはようございます。今月の残り一週間を切ってしまいましたね。少しずつ慌ただしくなってきた堀井工務店の今井です。

さて、9月後半に上棟を迎えた「村田淳建築研究室」さん設計の「戸手本町の家」ですが、大工さんによる木工事が着々と進んでいます。

上棟翌日からはまず屋根廻りの工事から。母屋や桁にまずは垂木を乗せていきます。一般的に垂木は90×45サイズの材料を使うのですが、「戸手本町の家」は90×60サイズの少し厚みがある垂木材を使っています。

垂木を乗せた後、屋根材の下地となる野地合板を乗せて、防水紙のルーフィングを貼っていきます。その上に仕上げとなるガルバリウム鋼板を施工していきます。

屋根材のガルバリウム鋼板の仕上げ方にはいくつか種類がありますが。「戸手本町の家」では横にガルバリウム鋼板を一枚一枚、丁寧に板金屋さんが並べていく横葺きという仕上げ方になっています。

屋根廻りがひと段落したところで、今後は耐力壁となる筋交いや構造金物を取り付けていきます。「戸手本町の家」は3階建てということもあり、窓が付く部分以外のほとんどに筋交いが入っています。やってもやってもなかなか終わらない、ど大工さんのボヤキが聞こえてきます・・・。

基礎と柱、柱と柱を接合するホールダウン金物もかなりの数を取り付けていきます。加えて「戸手本町の家」では制震ダンパーも取り付けていきます。制震ダンパーを製造しているメーカーさんは何社もありますが、今回、採用しているのは「日本制震システム」のMERシステムという製品。ヤマハさんとの共同開発とのことでした。

構造金物や耐力壁の施工が終わったところで、構造検査です。今回は構造を設計された構造事務所「梅沢建築構造研究所」さんによる構造検査、確認審査機関の中間検査、そして瑕疵保険の中間検査と三社の検査です。すべての検査適合となり、ひと安心。

検査後は外壁周りの工事に進んでいきます。アルミサッシの取付け、防水紙の施工、通気層を作るための通気胴縁の施工などが進んでいます。「戸手本町の家」のサッシにはYKKapのアルミ樹脂複合の高断熱サッシが用いられています。

同時にバルコニー部分のFRP防水の施工にも進みました。「戸手本町の家」のバルコニーの床はレンガ敷きとなっています。仕上げ工事はまだまだ先ですが、仕上がりが楽しみです。

いよいよ大工工事が始まりました。まだまだ工事は続きます。


設計:村田淳建築研究室


自然素材の家づくり
株式会社 堀井工務店
2020年11月23日 | Posted in ブログ | | No Comments » 

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