亀井野の家-竣工

どうもこんにちは。堀井工務店の今井です。

3月末にお引渡し予定で工事を進めていた藤沢市「亀井野の家」ですが、何とか予定通り竣工し、お引渡しとなりました。

角地に立つ「亀井野の家」は目隠しを兼ねて、道路側周辺を木製の板塀で囲うことになります。板塀に使っている材料はデッキ材にも使われる耐久性と強度に優れたセランガンバツ材。一枚一枚丁寧に寸法をおさえながら貼っていきます。

玄関内の土間、アプローチの土間は昔ながらの大磯洗い出し仕上げ。

乾き切る前に丁寧にスポンジを使って石を洗い出していきます。左官職人さんによると洗い出すタイミングが難しいとのこと。当初はタイルの予定でしたが、大磯洗い出しに変更してよかったとお施主さまに喜んでいただけました。

玄関アプローチの脇には広めの車庫スペース。こちらも玄関と同じ洗い出し仕上げ。ですがコストを抑えるためにコンクリート土間を金鏝で仕上げた後、高圧洗浄機を使ってコンクリートの骨材を洗い出し仕上げとしています。

そして竣工した「亀井野の家」がこちら。外壁にも天然木やシラス材を使ったそとん壁という外壁材など自然素材を多用しています。

建物部分の板材は国産杉材を用いています。塗装にはリボス社の自然塗料、外部用のタヤエクステリアという製品を使っています。ちなみに玄関も木製の造作玄関ドア。こちらはより耐久性が高いピーラー材を使っています。

ポストはボビカーゴという宅配ボックスも備えた製品を使っています。形状が可愛らしく、カラーバリエーションも豊富なため、こちらを選ばれるお客様も多いです。

室内も自然素材がふんだんに使われています。床にはカバ桜の床材、内装の壁は珪藻土のコテ仕上げ。ところどころに無垢の構造材を現しにしたデザインとなっています。

キッチンの背面には家具屋さん製作の食器棚と家事スペース。悩みに悩んで作ることにした部分です。収納量も豊富できれいに片づけられそうですね。

リビングダイニングの横には落ち着いてくつろげる和室を設けています。天然い草の香りがとても心地よく感じられます。天井は無垢の杉羽目板仕上げ。

二階にも小上がりの畳スペースを設けています。ちょっと腰かけてのんびるできるスペースです。その先には広めのバルコニーが設けられています。こちらのデッキ部分も板塀と同じセランガンバツで仕上げています。

こちらはうらやましいワークスペース。天井まで伸びている大収納の造作棚。楽器を演奏されるとのことで防音・吸音できるような壁に仕上げています。

お引渡し後、残っている植栽工事の打ち合わせ。造園屋さん設計事務所のNLデザイン設計室さんを交えて、樹種や植える位置を確認していきます。今週の土曜日に植栽工事の予定です。緑が入るとまたがらっと雰囲気が変わりそうですね。

あと少しで全ての工事が完了です。


設計:NLデザイン設計室


自然素材の家づくり
株式会社 堀井工務店
2020年04月02日 | Posted in ブログ | | No Comments » 

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